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ゴゴゴゴゴ・ゴーゴゴ

本家ダイアリーはコチラ!
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2009-08-06

ブレイク工業!

23:15

皆さんコンニチハ!!ガテン系ブロガーことmatsukazutoです.先日は本家ダイアリーの方で

ガテン系男子になるために持っておきたい七つ道具

という記事を書きましたが,今日はうちの現場,すなわち大学の実験所を守秘義務のようなものに抵触しない感じで紹介します.あと研究内容にも少し触れます.

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この写真に写っている青い鉄骨で組んだフレームに,試験体(コンクリートの柱とか梁とか)を設置して,油圧ジャッキで力をかけて破壊するという感じのことをいつもしています.ちなみにぼくは破壊神と呼ばれています.

いま建築構造分野では柱や梁が非線形化した領域での耐震性能評価(おおざっぱに言うと少しコンクリートがひび割れたりしたあと,どれぐらい耐震性能があるのか)というのがホットなテーマとしてあって,ぼくはいままさにそれに取り組んでいます.で,非線形化した領域の話ですから力をかけて少し壊してあげないといけませんよね.そのためにこの鉄骨で組んだフレームに試験体を入れて,力をかけてぶっ壊したりしている感じです.

こういう実験はまず試験体を製作するのが大変で,お金もかなり掛かります.ものによりますが一体十万~くらい.うちの研究室はお金があんまりないので,試験体製作も自分たちでやります.鉄筋組んだり,コンクリート練り混ぜたり,養生コンクリートがよく固まるように管理すること)したり,ボルトで試験体を固定したり,計測機器を設置したり…冒頭で紹介した記事のブコメに『現場は分業制だからこのセレクトはありえない』的なものがありましたが,うちの現場は全部自分たちでやるので結構ありえるセレクトなんですよね.

実験ひとつをやるのに時間もそこそこ掛かります.

だいたい試験体の設計や計測計画に2ヶ月,試験体の製作に1ヶ月,加力して破壊するのに1ヶ月とか.で,それだけの労力を掛けますから,失敗(間違って予定とは逆方向に加力してしまうとか)は許されない,そんなプレッシャーはいつも感じます.

壊した後の写真です.コンクリートが壊れたところから中の鉄筋が見えてます.

f:id:matsukazuto:20090806221317j:image

マジックでひび割れ箇所をなぞったりしてそのひび割れがいつ入ったのかを分かるようにする必要があるので,ひび割れは全部逃さず記録します.

ぼくの研究室はこんな感じで実験を年に4シリーズくらいやっています.そろそろデータが揃ってきたので,ある程度まとめていく必要があるのですが,ぼくは旅行に行ってきます.

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